2016年5月28日土曜日

アビスコにて。 その1


Abisko Mountain Stationはスウェーデンの山小屋を管理するSTFという団体が運営する最大級の宿泊施設です。国立公園の入口にあり、有名なトレイルコース「クングスレーデ ン」の北のスタート地点でもあります。ハイカーだけでなく親子連れで休暇を楽しむ人も多く自然の中で遊ぶためのベースキャンプ的な場所です。日本だと上高 地っぽいところといえば雰囲気が伝わるかもしれません。

さて、アビスコのバス停で降りた私たちは第一補給地に無事着いたことに感動を覚えつつ宿泊施設のレセプションに向かいました。そこはとても人が多くてごった返していました。どうやらフェールレーベンクラシックというハイキングイベントのゴールの日だったらしく次々とハイカーが到着している時間帯だったようです。昨日まで数人としか会わなかったのでどう振る舞っていいのか戸惑ってしまいました。

しばらく受付に並んで自分たちの順番になりました。これだけの人がいるともしかしたら予約なしでは泊まれないかもと思ったのですが、それは問題ないようでまずは一安心。ホテルとホステルとテント泊のどのスタイルで泊まるのかと聞かれました。テント泊は分かるとしてホテルスタイルとホステルスタイルの違いはどのくらいあるのか質問してみました。

ホテルはリネンなどの交換、クリーニング、バストイレつき。ホステルは相部屋になる可能性があること、バストイレ共同、シーツなどのリネンなし、クリーニングはセルフとのこと。(当たり前な感じではありますが、ホテルのグレードがよく分からない状態だったので聞いてみました。)
ホステルの部屋は二人部屋なので二人だと相部屋になることはほぼないようです。宿泊者が多い時はソファーに3人目が寝る可能性があるのこと。

今回はゆっくり 過ごしたいのと、気を使わずにシャワーを浴びたい、洗濯も存分にしたいということでホテルを選択。それと奥さんの足の様子も見たいので2泊することにしました。STF会員だと割引が受けられるということでその場で入会して少しお安く泊まることができました。その後の山小屋も安く泊まれるので事前に会員になっておくとお得だと思います。

部屋の用意まで少し時間がかかるということなので施設内を探検します。
売店ではハイキング中の食料はもちろんフェールレーベン、フーディニ、ホグロフスの商品や虫除け、燃料、石鹸シャンプー、地図、日焼け止めなどなど必要なものは全てありました。手ぶらで来てもすぐにハイキングに出かけられる品揃えに感動しました。
ラウンジでは翌日のガイドハイクなどのアクテビティの募集がいくつも掲示されていてそこに名前を書き込むだけで参加できるようになっていました。(もちろん有料)
ラップランド料理が食べられるレストランやサウナもあります。一週間荒野で生活してきた私にこの施設はまさに天国でした。


探検後に受付に戻ると準備ができたとのことで鍵を受け取り部屋に移動しました。荷物を投げ置きまずはバスルームに駆け込みました。汚れを落として落ち着いたら売店で購入したビールで乾杯です。いやぁ、本当にお疲れさまでした。
次にやることと言えば洗濯。これまた売店で購入した万能洗剤で衣類を片っ端から洗濯です。湿地に浸かり続けた靴下はどんなに洗濯しても黒い液体が出続けるのでした。

どうしようもないので途中であきらめて夕食へ。 せっかくなのでレストランでトナカイの肉を食べます。

リンゴンベリーの甘いソースと付け合わせはジャガイモ。ケモノの香りに甘いベリーのソースの組み合わせが美味しかったです。

部屋に戻ってまたビールを飲みながらのんびり過ごしました。
wi-fi完備なのでブログ、FBの更新やメールをしたりでベッドでゴロゴロしているうちに眠くなりまだまだ明るい20時頃就寝。

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