2015年9月24日木曜日

出発からヘルシンキ到着まで。

6月から本格的な準備を始め、7月には実際の装備でテストハイキングをしました。
幾つか修正をしていよいよ出発です。
8月3日の夜に成田を出発。


アブダビで明け方まで乗り継ぎ便を待っていました。
免税店をみたりベンチでウトウトしたりとどうにかこうにかヒマをつぶしました。
そろそろ出発に向けて移動しようかなというところで不安が現実のものになったのです。

「delay airberlin Berlin」

 搭乗機は2時間後の出発に変更になっていたのです。そう2時間後。ベルリンでの乗り換え時間は1時間30分。これはアウトです。エティハド航空のサービスカウンターに相談に行っても便は出るので乗ってベルリンでどうにかしろとしか言われないのでどうにもなりません。
飛行機でのこういったトラブルは今まで経験もなく初めての出来事です。LCCでは便数が少なく当日振り替えはなさそうです。しかもほとんど英語が話せない二人。不安ではありますが、ジタバタしても好転はしないので2時間遅れの飛行機に乗りベルリンへと移動しました。

ベルリン到着はヘルシンキへの出発20分前でした。バスに乗りターミナルへ入り入国審査へ。パスポートの写真が10年前であまりに顔が変わりすぎていて睨まれて運転免許証の提出を求められ最後は仕方なくといった感じで入国を許可されました。残り10分。手荷物検査を抜け搭乗ゲートへ向かうも当然のようにクローズドでした。引き返して辺りの職員に聞いてもインフォメーションに行ってもとにかくゲートへ行けの一点張り。3回手荷物検査を通ったところでなにも解決せず。英語が拙すぎて場所がわからないのかと誘導されたりもしました。最後にようやくチケットカウンターで相談することを教えられエアベルリンのカウンターへ向かうのでした。

チケットカウンターで話をすると「それはもうフィンエアに振り替えになってるわよ。」とサラっと回答されました。ここまでのバタバタはなんだったのでしょう。知っていれば慌てる必要もそこまで不安に必要もないことだったのです。無知ゆえの徒労でした。

脱力しつつフィンエアのチェックインカウンターに向かいます。
エアベルリンから聞いてきたと話をすると、満席だからウエイティングリストに載せるけどそれでいいかと聞き返されます。

え?

エアベルリンから連絡はきていないようです。
出発30分前にまた来いと言われ2時間ほど空港内をウロウロ。
自分たちではどうにもできないことなので落ち着いてドイツビールでも飲んでればよかったんですが、そんな気持ちにもなれず落ち着かない時間を過ごしました。

そして、約束の時間になりカウンターへ。
「おーマツモト〜待ってたぜ。チケット取れてるから早く〜」(意訳)
先ほどと全く対応が違いました。フランクな話ぶりと笑顔で素早い発券。さっきのは確認不足だったんじゃないかと疑っています。
どんな形であれ先に進めるということに胸をなでおろし飛行機に乗り込みました。



バタバタの疲れで飛行機内ではグッスリ寝てしまい目が覚めるとすぐにヘルシンキに到着。予定より4時間遅れの到着でした。それでもたどり着くことはできました。やっと終わった。と、思っていたのが甘かったのです。トラブルは続きます。

次に起こることはもう1つしかありません。そうバゲッジロスト。どんなに待っても荷物は出てきません。それはもう「かもめ食堂」のもたいまさこさんのように・・・
仕方なくカウンターへ行き説明し姉宅の電話番号を伝えて連絡を待つことにして姉宅に向かいます。

23時近くで日の入り直後のような通りを歩いて駅へ。電車でヘルシンキ市街地に移動しました。ヘルシンキ中央駅では姉が迎えに来てくれていて助かりました。
 こうしてようやく長い移動がひとまず終わり、26時間ぶりに布団で寝ることができたのでした。

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